春日部でお茶摘み
お茶摘み体験は、新茶が摘める5月に毎年行っている。
立春から88日数えた日にあたるのが八十八夜。
春から夏に変わる節目の時期であり、気候条件も揃っているので、極上のお茶がとれる。なかでも八十八夜に収穫されたお茶は、八ならびの縁起物とされ、飲むことでその年を無病息災で過ごすことができるといわれている。そんな新茶が楽しめる時期が、4月下旬から5月下旬。
内牧は自然が残っている地域で、森には野生のキジ、畑には野ウサギやへび、トカゲなどが現れることもあるという。
虫が生息しているのは、安全なお茶の証。
茶畑には、雑草を枯らす薬や殺虫剤は使っていない。その為、雑草が生えてくるが、それも手で抜いている。
茶畑を管理するのは大変。でも、栽培はやめない。これまで先祖が繋いできたものを残す。茶畑があることは、お茶を伝えるためには大切なこと、と話すのは四代目尾堤宏さん。
様々な、お茶がある暮らしを提案している。
2021年からの試みが読めるのは
はるメシ「お茶とパンの店 téPleテプレ」
2020年から、感染症対策の為、少人数で、外で座学の時間を設けた。
お茶摘み体験では、お茶のことを学び、そして、実際にお茶を摘める。
芯がひとつで葉がふたつ。
手摘みの時は、一芯二葉(いっしんによう)を目安に、柔らかい新芽の先を摘む。
爪を使わないで茎をもぐ。
通常の刈り取りは、機械を使っている。
お茶摘み体験では、手で触って、柔らかさを感じてもらう。
例年親子で体験される方も多い。
春日部市内から参加した親子。
今年出た葉は、薄い緑。樹の下の方には昨年の硬い濃い緑の葉が生えているが、お茶には使わない。
お茶のプロの解説を聞きながら、約30分お茶の葉を摘む。
見て、聞いて、触れて、お茶を身近に学べる貴重な時間だ。
食べるお茶
お茶摘み体験ではお茶の美味しさも伝えている。
摘み取った新茶は天ぷらでも食べられる。塩で食べるのがオススメ。
2021年の新茶。
表面に浮いているのは、、ホコリ?
いいや、表面に浮いているのは「毛茸もうじ」。
毛茸とは、茶葉が新芽から葉になる直前の、ごく短い間だけ生えている産毛のようなもの。若い新芽の裏側に生えており、害虫や強すぎる日光などから幼い葉を保護する役割がある。硬い葉になったらその役目が必要ないので、毛茸は無くなる。
つまり、お茶に浮いている産毛は、若く柔らかな新芽を使った新茶である証だ。
お茶に触れ合う。色んな場面でお茶を飲んで欲しい。
春日部の茶畑では、柔らかいお茶の葉と、四代に渡るお茶への想いに触れることができる。
春日部の場所を知り、そこにまつわる歴史と人を知ったら、いつもの場所も旅するように楽しいものになるかもしれません。
あなたもはるたび、してみてください。
かすかべ、旅するように楽しもう。
はるたび
おづつみ園 内牧茶園
埼玉県春日部市内牧3572-8
お茶摘み体験は例年5月に開催。ご予約はおづつみ園各店にてお知らせ。
感染症対策の為、少人数開催の2021年の受付は終了しました。
おづつみ園東口本店
埼玉県春日部市粕壁2‐1‐1
東武スカイツリーライン春日部駅東口から徒歩1分
営業時間:9:00~19:00
定休日:1月1日
TEL:048-752-6610
駐車場:あり
お茶のおづつみ園西口ふじ通り店
埼玉県春日部市中央2‐17-3
東武スカイツリーライン春日部駅西口から徒歩5分
営業時間:9:30~19:00
定休日:1月1日
TEL:048-763-2222
駐車場:あり
おづつみ園武里団地店
埼玉県大枝89‐2‐11-108
東武スカイツリーライン武里駅西口から徒歩10分
営業時間:9:30~18:30
定休日:月曜日
TEL:048-735-1944
2