はるびと⑤ 珈琲焙煎士 赤石和輝

珈琲の焙煎を始めた若者はゼロからつくりたい挑戦者だったSTORY

ーDATAー
赤石和輝あかいしかずき 27歳
埼玉県春日部市出身
自営業の父母・姉がひとり
大増中学校出身

学生の頃は陸上一色

小学生の頃の夢は、スポーツ選手になる事でした。

小学生の時、足が速かったんです。ある時、足の速い子どもたちが色んな学校から集められて、リレーチームを作って大会に出ました。そのまま県大会にも出て、全国大会まで行ったんです。それで走ることが楽しくなって、中学校・高校でも陸上部でした。専門は短距離。でも、足の速い人は沢山いて、高校で競技を続けるには限界を感じました。
だから、高校を卒業したら選手を止めようと思いました。でも陸上から離れるのは寂しい、触れていたい。走るだけでなく、知識もありました。せっかく学んだことを次の世代に伝えたいとも思いました。そこで、大学時代には選手から離れて、アルバイトで小学校の陸上のインストラクターをしました。教えるのも楽しかったですよ。

プログラミングも焙煎も趣味から

大学は経済学部経済学科に進学、在学中に趣味で独学でプログラミングを勉強していました。そして、卒業後はソフトウェアを作る会社でシステムエンジニアとして就職しました。22才の時です。プログラミングは好きだったので仕事は楽しかったです。
僕は社会に出て、会社に入って、新入社員で学ぶことは必要だと思っていました。

モノづくりが好きなんですよ。ゼロから作るのが好きなんです。プログラミングもそうですね。やるんだったらとことんやります。

そうそう、登山に大学4年からはまって、キャンプをしたりもしていました。その時、山頂で珈琲を飲むことにハマって。
社会人1年目くらいからは、焙煎に興味を持ち始めました。手網焙煎機をつかって、生の珈琲豆を炒って、珈琲を入れたりもしていました。卒業旅行には、インドネシアのバリ島の珈琲農園で珈琲の飲み比べをしたりもしました。ハマったらとことんです。
実は、社会で色々経験してから独立したいという気持ちがありました。若いうちはチャレンジができる。そして失敗してもリカバリーできるのは若いうちかな、と思っていたんです。

ソフトウェアの会社には3年半勤めました。
そして25才の夏、新しいことをするために、仕事を辞めました。

さて、どうしようかな、と。

何かやってみたいな。
自分で陸上の教室をやることも考えましたよ。合わせて300~400人は教えていたので。

でも、何か新しいことを、

焙煎がやりたいな。と思いました。

珈琲の香りがする空間

小さい頃から珈琲の香りが好きでした。というより、珈琲の香りのする空間が好きだったんです。カルディとか、コーヒー屋さんの前を通った時の香り。あれ、好きなんですよ。家でもミルで珈琲豆を挽いて、珈琲を入れたりしていました。仕事で疲れている時にも珈琲の香りに癒されました。幼少期には、なんとなく、将来は奥さんと一緒にカフェをやりたい、とも思っていました。

やるならゼロから。
勉強会に出たりして、自分の店の味は自分で作り上げました。

珈琲の味わいのベースは、第一は生産者で、その次の味づくりは焙煎者。その次がバリスタ。だと思っています。

そして焙煎機を購入しました。

自家焙煎珈琲豆屋OPEN

自分が焼いた珈琲豆は、どれくらい反響があるか?
2022年3月、自分でWEBサイトを作りました。そして通販をスタート。最初は知人や紹介のお客様が購入してくれて、好評でした。

2022年5月14日、アジアン雑貨屋さんのお店の一角で自家焙煎珈琲豆屋さんをOPENしました。

床や壁紙を自分で貼り、棚などをDIYしました。そこも自分で作ってみたかったんです。
最初は、上手く接客できるかな、と不安でした。
今考えると、陸上を教えていた時の経験が活きて、お客様との会話もスムーズにできました。

焙煎も接客も、楽しいです。

店名は「ROOM COFFEE FACTORY」ルームコーヒーファクトリー。

ROOMはミルクを入れる隙間、余裕、スペース、という意味があります。
コーヒーを楽しめる空間。
そして、今は生きづらい世の中、心に余裕が生まれない、ほんのちょっとでも珈琲で余裕が生まれたらいいな。という想いを込めました。FACTORYは今後大きくしていこうと思ったからです。
ロゴにはパグを描きました。自分で描きましたよ。
動物が好きなんです。この動物を見たら、うちの珈琲を思い出す動物ないかな、と考えました。
思い出したのは、小学校3年生まで祖父の家で飼われてた犬、パグの「ハッピー」です。祖父は珈琲が好きで、おやつの時間は珈琲の香りがしていました。

焙煎ばいせんをする人

その日の天候、豆の状態によって火加減や時間を調整します。

珈琲って、果物の種なんですよ。フルーツの味わいの成分が種にも染みこんでいる。
浅く焼くと酸味が強く、深く焼くと苦みが出ます。

気に入った豆ができたら電話予約で量をご注文いただけるとあらかじめ焙煎しておきます。
ドリップバックもご用意しています。その季節限定の豆のブレンドと、定番20~30種類の珈琲豆をご用意しています。
フードペアリングなどのアドバイスもできますよ。
お店で一番のオススメは「アロマショコラ」
冷めても口当たりがマイルドで、口の中に甘みがふんわりと残ります。
皆さん、飲み終わったら買いに来てくれます。今では毎週来てくれる常連様もいます。

今後は、珈琲豆をただ買いに行くだけでなく珈琲を飲むまでの過程も楽しめる、そんな空間を作っていきたいです。


珈琲豆を焙煎する際に出る薄皮を、お客様の要望で肥料として出したりもしています。

ー 珈琲焙煎士をしていて良かったな。と思うことは何ですか?

友達の家に遊びに行って、僕のお店の珈琲豆がありました。
その人の生活に、僕が焙煎した珈琲がある。暮らしに溶け込んでいるのを見て、嬉しかったです。

ROOM COFFEE FACTORY ルームコーヒーファクトリー
埼玉県春日部市豊町4‐2‐34
TEL:048-878-9272
営業時間:10:00~18:30
定休日:日曜日
駐車場:店頭に1台

珈琲焙煎士 赤石和輝さんのオススメのはるたびは?

ー「はるたび」とは、春日部を旅するように、日常を楽しむことです。赤石さんのオススメを教えてください。

お店のお隣にあるアジアン雑貨屋さんは、色々な国の雑貨を取り揃えていて、楽しいですよ。
市内では、豊春にあるパティスリーConcorde(コンコルド)さんがオススメです。お祝い事などにケーキを購入する際、あらかじめその祝い事に合うようなケーキを親切丁寧に相談に乗ってくださり、オーダーメイドで作ってくれたことがあります。
あとは「もったいない丼」。

ケーキの切り落としが入っていてボリューム満点。人気で午前中には売り切れてしまいます。とても美味しいです。


赤石さんの挑戦は始まったばかり。

人に歴史あり。
春日部市の魅力は、人です。
そんな、魅力ある人たちが作る、かすかべ。
あなたも是非、はるたびしてみてくださいね。

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